安心できる経営基盤が安定している工務店

安心できる経営基盤が安定している工務店

家づくりのパートナーに工務店を選ぶ際の注意点はさまざまですが、最も利用者が警戒すべきなのは倒産のリスクです。
住宅の建築中に工務店が倒産した場合、原則として利用者が支払ったお金は払い戻されますが、全額返金にならない可能性もあります。
また、状況によっては新たな工事会社を探さなければならなくなるなど、面倒な後処理が必要です。
だからこそ、事前に候補となる工務店の経営基盤か盤石かどうか、しっかり把握しなければなりません。
新型コロナウイルスの影響により、建築会社の倒産は増加しています。
中でも中小規模の会社が多い工務店の倒産リスクは高めです。
加えて近年の建築業界は人材不足が深刻になっており、優秀な職人は給与が高い会社を選択する傾向が強まっています。
つまり、経営年数が長くや実績が豊富であれば経営は大丈夫とは言えない状況にあります。
ですから会社の貸借対照表や損益計算書をしっかり閲覧し、売上や純利益、現金の蓄えなどを確認しましょう。
さらに、会社の資産が豊富であっても在庫をたくさん抱えている会社もあるのでこの点にも注意が必要です。

工務店の経営状態を判断できる年間施工数の実績

工務店を選ぶときに、経営状態に気をつけるというポイントはよく挙げられます。
経営状態が悪い工務店は自転車操業になっている可能性があるため、職人への給料が未払いになり施工途中で工事がストップしたり、場合によっては倒産し工事が中止される可能性もあります。
これらのトラブルに巻き込まれると計画通りに進められなくなるので、健全な経営がされていることは非常に重要です。
しかし有名な工務店ならいざしらず、地域にある小規模店の経営状態を確かめる術は部外者にはありません。
社長や営業担当者に経営は順調かと質問をしても素直に答えてくれる可能性は低く、評判を頼りにしても真実には近づけるとは限りません。
そこで参考にしたいのは、直近の年間施工数です。
年間施工数が多い工務店ほど、活発に活動しているため健全である可能性は高いです。
健全である他にも家を建てるノウハウが豊富にありますから、直近の実績を参考にしながら選びましょう。

著者:小椋和生

筆者プロフィール

愛知県豊田市生まれ。
地元で親の跡を継ぎ工務店を経営。
これから家を建てる人に向けて、工務店選びのコツを記事にまとめました。